1位：ガンビア
得点：A+ 90 / 100
特記：Good Colours
コメント：Great design and colour choice. Also represents the geography of the country (without being a map).
≪超訳：素晴らしいデザインと色使い。地図みたいにならずに見事に地形を表現している。≫
ガンビアはセネガルに囲まれた河川周囲の細長い国。北は砂漠で南は密林。なるほどね。
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2位：パキスタン
得点：A 88 / 100
特記：Good Colours
コメント：Best use of the star and crescent. Unfortunately, it depicts something astronomically impossible, namely the eclipse of the moon by a star. But perhaps it's not a star but a nuclear satellite-weapon aimed at India?
≪超訳：星と三日月を使った国旗の中でベスト。しかし星の近くになにかとんでもないものが月を覆い隠してるようだが、インドを狙った核軍事衛星かい？≫
何を言い出す（笑）。
3位：日本
得点：A 87 / 100
特記：Simple
コメント：A classic. Simple, to the point.
≪超訳：クラシック。そしてシンプル、これ大事。≫
英語の「シンプル」はまず良い意味ですな。
以下中位あたりからコメントが面白かったものをピックアップ。
セントルシア
得点：B- 65 / 100
特記：Corporate Logo
コメント：Best corporate logo. Makes me want to invest money there.
≪超訳：企業ロゴとして秀逸。思わず投資したくなるね。≫
「Corporate Logo」はモダンなデザインに凝りすぎて企業ロゴみたいになってしまったものに付けられるマーク。ちなみにセントルシアの国旗は何度か変更されており、パーソンズ氏が論評しているのは初期のもの。この現行バージョンだったら「Eyewatering（目がチカチカする）」とか「Bad Shape（現行は細長くなっている）」とか「Bad Colours（ダメな色の取り合わせ）」とか付けられて点数も落とされそう。
モーリシャス
得点：C- 50 / 100
特記：Bad Colours / Makes me nauseous（吐き気をもよおす）
コメント："Hey, lots of countries have a tricolour, why don't we have a quadricolour?" Big mistake.
≪超訳：「おい、三色旗の国ってたくさんあるだろ？じゃ俺らは四色旗でいかねぇ？」・・・やっちまったな。≫
パーソンズ氏はうるさい色の取り合わせが大嫌い。
これでもCランク、最低はFなのでまだまだ下はあり、当然厳しい評も多くなる。ワースト3位 のグアムに至っては、「国旗としてはどうしようもないけど布巾だったらなかなか悪くないから良い点付けてあげたよ＾＾」と言われる始末。ざっと見ても上位はやはりすっきりしている。1位のガンビアも言われてみればなるほど秀逸だ。下位の方はとにかくごちゃごちゃしたデザインが多い。B-Cランクあたりの評価にはやや意外に思えるのもがあるかもしれない。あとブラジルのワースト4位とか。
パーソンズ氏は国旗をデザイン面のみから評しているのだが、哲学の講師だけあって評価基準にくどくどしい理屈があって面白い。 以下評価基準のページより紹介。コメントは超超訳。
ルール1：国旗に国名を書くな。
国民が自分の国の名前忘れるとでも思ってんの？
ルール1a：だから旗に字書くなっつってんの。
国名以外もとにかく書くな。
ルール1b：国旗にアホなスローガンを書くな。
イギリスの植民地はこれ好きだね。
ルール1c：どーしてもアホなスローガン書くならせめて現行語で書くな！
フォークランド諸島とかブラジルとかもう最悪・・・
ルール2：国旗に地図を描くな。
国旗というのは国民精神のアイコンなんだよ。観光パンフレットじゃない。
ルール2a：国旗に絵をごちゃごちゃ描くな。
羊だのオウムだの・・・せめて図案化しろ。
ルール3：ヨーロッパ以外は三色旗を使うな。
三色旗なんて大していいもんじゃないって。しかもわざわざ劣化コピーとか近隣国と同じとかありえん。
* 特記マーク *
Graven Images （ものものしい絵） : ルール2aに抵触。
Eyewatering （目がチカチカする）: 思わず涙ぐむ。
Makes me nauseous （吐き気をもよおす）: 上のパワーアップ版。
Writing! （なんか書いてる！）: 国 旗 に 字 を 書 く な 。ルール1aに抵触。
Colonial Nonsense （植民地かよ）: 特に英連邦に多い無意味な宗主国リスペクト。
Corporate Logo （まるで企業ロゴ）: モダン志向の罠。
Maps! （地図かよ）: ルール2に抵触。
Bad Shape （悪い形）: 黄金比率の長方形以外はたいてい駄目だ。
Good Shape （良い形）: まれに黄金比率以外で良いものがある。本当にまれだが。
Bad Colours （悪い配色）: 汚い色、もしくは破壊的に合わない色。
Good Colours （良い配色）: その国らしく、かつ美しく心地よい配色。
Hideous Colours （ゲロゲロな配色）: 絶対わざとやってるだろ。
Too busy （ごちゃごちゃ）: ルール2aに抵触。そもそも国旗とは（略）。
Simple （シンプル）: シンプルかつ効果的で賞。
Plagiarism （パチモン）: よその国とそっくりな国旗ってどうよ。
Original （オリジナルなデザイン）: 必ずしも良い意味とは限らない。
Weapons （武器）: 国旗に武器を描いてびびらせる。それで何か良い事ある？
Bad Tricolour （駄目な三色旗）: ルール3に抵触。
Too many stars （星多すぎ）: 星っていいよね。一つあっても最高なんだから50個あったら50倍最高だろって？んなわけあるか。
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