2012/06/11

今日のお買い物

アメリカのTVドラマ「ザ・ホワイトハウス(The West Wing)」の第一シリーズのDVDを購入。1、2巻(全22話)あわせてAmazonで2,589円とお買い得。



「ザ・ホワイトハウス」はアメリカの大統領官邸で働くスタッフ達を主題としたドラマ。忙しく動き回りながら矢継ぎ早に掛け合う台詞が選ばれし者達の戦場を演出する。理想の実現のために相手を説得する、時には現実を受け入れざるを得なかったり相手の理想に説得されてしまったり・・・。

NHK-BSで放映されていた時に自分が観ていたのは第二シリーズのみだったが、最初からあのクオリティをずっと続けていたことに驚かされる。フィクションとは言え、いやだからこそ「アメリカSUGEEEEEE!」と思わざるを得ない名作。


以下は音声解説で述べられていた情報から。

・脚本家と監督は実際にホワイトハウスで働いていたことがある。現実のホワイトハウスの雰囲気は政権が変わるごとに白紙に戻るのでこのドラマでは自由に創作したとのこと。

・ワーナーはパイロット版の段階で巨費を投じてホワイトハウスの完全セットを作った。ちなみに実際のホワイトハウスより広々としているらしい(その方が撮影しやすいため)。

・キャスティングが豪華だがオーディションの段階でも名のある俳優が数多く集められた。その豪華キャストは最初のシーンから旧知の雰囲気を出すために自分の役の撮影時以外でも常に撮影に参加している。別のシーンで背景に写っていたりもしている。

・通常のドラマや映画の手順と違い、撮影はストーリー通り順番に行われた。役者の演技のリアリティを重視したため。


大統領補佐官と次官が話しながら歩く後ろで一瞬写る、何やら相談しているらしい広報部長と報道官。このドラマの設定ならあって当然シーンだが、そのためにはレギュラー俳優をそこで演技させていなけれいけない。ストーリー順の撮影もしかり。すべてに妥協のない手順。単純と言えば単純だが、これはハリボテセットの代わりに本物の家を建てるようなものだ。「あのクオリティ」はやはり尋常な手段で創られていたのではなかった。

0 件のコメント:

コメントを投稿