最近YouTubeを観ていると、古い品物を補修し磨き上げる動画が国内・海外ともにかなり出ていて一大ジャンルになっているようだ。そんなレストア系(他に呼び名があるのかもしれないが僕は知らないのでとりあえずレストア系と呼んでおく)のYouTuberを3氏紹介してみたい。いずれも海外チャンネルであるがMCや長い解説文はないので視聴に問題はないはず。
Rusted PERSIAN SWORD - Unbelievable RESTORATION
Random Hands
https://www.youtube.com/channel/UCrI3dm4qgAEV67Jc6797WIA
最初に紹介するRandom Hands氏は主に刃物や武器が中心のようだ。使う工具はそこそこ一般的なものやもしくは普通に入手できるものを用いている。それでいて仕上がりはかなり美しく、また独創性もある。技術だけでなくアーティスティックなセンスも併せ持っているようだ。あくまで憶測だが、作業手順からしても美大の工芸科か何かを出てる感じ。チャンネル登録者数は137万人。
I Restored $1 Flower Cutter Pruning Shear - 1990's Old Rusty Gardening Tool Restoration
Mr. Tool
https://www.youtube.com/channel/UCDz7Z4sWw_x3MUfOXXMm_jQ
こちらMr. Tool氏は打って変わって古い納屋に転がっているような身近なツールを実直に仕上げていくスタイル。派手さはないがとにかく仕事ぶりがで丁寧で身の回りのモノに対する愛情とリスペクトが感じられる。使う工具類もごく一般的なものばかりなのでやってみたい人には参考になりそうだ。チャンネル登録者数は15.5万人。
Antique Ox-Tongue Iron - Restoration
my mechanics
https://www.youtube.com/channel/UCMrMVIBtqFW6O0-MWq26gqw
my mechanics氏はまず使用する工作機械のレベルが段違い。錆落としなどもサンドブラスターで一気に済ましていく。おまけに高性能旋盤も持っていてネジやボルト、ワッシャーに至るまで自作してしまう。もはや無から有を生み出せるレベルで、実際それに近い作品もある。時々鏡面仕上げに映り込む撮影姿や素手の感じから察するに若い人のようなのだが・・・。チャンネル登録者数は143万人。
こうしたレストア系の動画の多くは日本のものも含めて派手な演出や喋り・顔出し・解説、そしてBGMが一切ないストイックなスタイルが主流である。淡々と環境音と作業音だけが聞こえる中でモノが美しく仕上げられていく様子を眺めるのは実に心地良い。このスタイルはこれからのYouTubeの一つの潮流になっていくのではないだろうか。
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