2010/11/08

今日のお買い物

ジョン・アバークロンビー「Gateway

1975年の作品。ぼくまだ5ちゃい。それはいいとして、これは割とアバンギャルドな方向に振った作品らしいのだが、そんなに突っ走った感じはない。まあアバークロンビーという人自体、独自な感性を持ってはいても無から有を創り出すようなタイプではないので仕方ないかもしれない。共演のデイヴ・ホランド、ジャック・ディジョネットも非常に好きなミュージシャンなのだがやはり同じく基本的に誰かのレールの上で独自の輝きを放つ人で、こういうレールなしの原っぱではどうしてもこぢんまりとした印象を受けてしまう。まあ好きなミュージシャンが集まって好きなことやったのに期待値を上まらなかったので若干欲求不満なわけである。「Gateway2」もあるので聴いてみましょうかね?

レニ・スターン「Words

夫、マイク・スターンの超絶技巧バリバリぶりとは対照的に訥々としたギターを弾く人である。ジャケットの構え方もどこかぎこちなく、Youtubeでライブ映像を観る限りあまり上手くはない(失礼)のだが、実によいフレーズを弾く。上手く聞こえないのはクラシックギター的な押さえ方であまりミュートしていないせいもあると思う。歌もやはり上手くない(失礼)が、よい声だ。アルバムは結構出ているので初期のものをジャケ買いしてみたが、このCDは単によくまとまったフュージョンという感じでレニのいなたい魅力を堪能するにはかなり物足りない。これもまた他の聴いてみましょうかね?

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