2012/01/11

おうちDIY その2

住む部屋の改装(→その1)は終わったが、隣にこんなキッチンスペースがある。


母屋で30年ほど使ってきた大きなシンクユニットがねじ込んであり、その上にはこれまた大きな収納棚、反対側は引っ越しの際持って帰った冷蔵庫とキッチンカウンターがある。

僕はとにかくシンクユニットの収納というものが大嫌いである。有り体に言ってそれはゴキブリの飼育箱であり、このように長年使ってきたものはゴキブリのフンや正体不明の油汚れが染みついている。この中にしまい込まれたものは大体がそのまま存在を忘れ去られ、日の目を見た頃には触るのも嫌な状態に成り下がる。シンク下は暗黒のタイムカプセルだ。

扉を外してオープン棚化し、中も掃除してみる。

こきたないとは思っていたが、うちのように几帳面とは到底言い難い家庭で雑に長年使われたシンクユニットの惨状は想像以上であり、汚れは細部にまで染み渡っていた。掃除するのは断念し、分解して処分してしまうことにする。たまたま母屋も改装中なため、工事の業者に廃材等と一緒に持って行ってもらうことができた。

ステンレスのシンク自体は残しておいて台に乗せて使うことにする。正直これはデカすぎるのだが、買い直すとなると高いんだよね。

シンクユニットを取り外した壁面。ギャース!(あまりに汚いので縮小)

この後丸一日かけて洗剤使って拭いてみたがそれほど綺麗にはならなかった。天井と壁も汚れが染みついていて完全に拭き取るのは不可能である。やはりこの部屋も全面ペンキで塗ることに決めた。

収納棚も取り外して壁と天井を塗っていく。

自室を塗り上げた経験を生かし、全体をばっちりマスキングして上から塗っていく。・・・の、だが、その肝心のマスキングでけっこう失敗した。境目の木部には特殊なコーティングが施してあるらしく、マスキングテープが付きにくくてよく隙間があいてしまうのである。この木部はいったんペイント薄め液などで拭いてからでないとテープが付かない。

配色は自室と逆に天井をアイボリー、壁をライトカーキとしてみた。使われている壁紙が天井が布調、壁がつるりとした感触なのでこの方が合っているかと思ったからだ。

この壁面の壁紙はペンキが乗りにくいのでいったんこのように粗々と塗っていく。

その後このカスカスペンキが生乾きの頃に本塗りを始めるとペンキがきれいに乗っていく。つるつるとペンキが浮く壁紙に悪戦苦闘しながら自分で思いついた方法だが、スピードも仕上がりも桁違いに上がった。よくあるやり方なのだろうか?

完成!

またもや自画自賛!ここはタイルを貼ってあるわけでもない、ただの部屋に上下水道引いただけの水回りスペースなのだが、ペンキで塗り固めるとなにやらかっちりとした台所に見える。壁が暗めの色だが、思ったよりも明るくかつ落ち着いた印象になった。

ボロボロのフローリング。

これはぜひ何か塗ろうと思っていたのだが、ペンキにしろニスにしろ塗膜はそれほど強くないので物を引きずったりできなくなる。実用性で問題が出てくるのでこの床はこのままいくことにした。

おうちDIYキッチン編はもう少し続きます

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