印象派は後のゴッホのように生前認められず不遇のまま過ごしたイメージが強いが、実際には彼らのキャリア後半には結構形勢は逆転していた。実際モネなど長生きした画家はそれなりに良い目を見ている。とはいえ当時画家の登竜門は官展であるサロンしかなく、そのサロンが印象派の台頭を阻んだのであるか...
2014/11/11
2014/11/10
印象派二軍列伝 5:メアリー・カサット
名だたる大画家達を失礼千万にも二軍扱いしてきたこのタイトルもさすがにこのあたりになると許されるのではないだろうか。と言うのも本人がそう思っていたふしがあるからである。 アメリカ人女流画家であるメアリー・カサットは印象派絵画をアメリカに紹介する上で大きな貢献があった人であ...
2014/11/09
印象派二軍列伝 4:ギュスターヴ・カイユボット
実はこのシリーズを書き始めようと思ったのはこのカイユボットという画家に興味がわいたせいである。お金持ちのカイユボットは画家兼パトロンとして印象派仲間の絵を買って彼らの生活も支援していた。そんな重要メンバーの彼の名がいまいちマイナーなのは、遺族が絵を売りに出したのが20世紀も半ばに...
2014/11/08
印象派二軍列伝 3:アルフレッド・シスレー
まがりなりにも歴史に名を残している画家をつかまえて二軍とはなにごとか、と言う感じだが、なにせお友達が高名すぎるのである。すごい時代もあったものだ。 シスレーはカミーユ・ピサロ曰く、「もっとも典型的な印象派」だそうである。生涯スタイルが変わらず、画風も人間性も生真面目だっ...
2014/11/07
印象派二軍列伝 2:カミーユ・ピサロ
失礼千万な煽りタイトルでいわゆる印象派の有名どころ、マネ、モネ、ルノワール、ドガといった画家以外の「印象派グループ」の画家にスポットを当ててみるシリーズ。 印象派画家の来歴には必ず登場するのがこの人。ずっと印象派グループの中心であり続けた。もしこの人格者がいなければ、我...
2014/11/06
印象派二軍列伝 1:フレデリック・バジール
失礼千万なタイトルだが、いわゆる印象派の有名どころ、マネ、モネ、ルノワール、ドガといった画家以外の「印象派グループ」の一員だった画家にスポットを当ててみる企画である。 印象派画家には様々な階級の出身者がいる。ボヘミアン生活を送り認められるまでに時間がかかった彼らは若い...
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